本日、今年の初打席(温泉)に入ります。

昨日(2020年6月19日)、県をまたぐ移動の自粛要請も解除となり、さまざまな報道で観光地や旅行に行く人々の姿が取り上げられていました。たくさんの人々が、溜まりに溜まった鬱憤を晴らすべく、この日を待っていたかのように県外へと飛び立っていったような、そんな風に見える偏向報道だな~と、私は冷たい目でニュースを見ていました。昨日は平日なので、大体の人は普通に仕事しているのです。ただ、出張で県またぎということで、新幹線などの乗車率も上がっていると、仕事関係者から聞きました。

 

6月20日に今年初温泉

かく言う私も、本日(2020年6月20日)に、今年初のバッターボックス(温泉)に入ることにしました。昨日は県またぎ解除に加えプロ野球も開幕を迎えたことですし、私も打席(温泉)に入ろうと決意したわけです。

実は、そこまで気持ちが高ぶっているわけではありません。とにかく温泉地へ向かってみようというくらいの気持ちであり、コロナ禍前と比べて、温泉に対する熱も少し冷めているような気がします。温泉への熱意が徐々に冷めているのか、はたまた、再びふつふつを湧き上がってくるのか、今回はそれを確かめるための温泉巡りであるという一面もあります。

今年初入湯の温泉は…

今年初入湯の温泉は決めています。探訪記を記載したいと思います。しかし、以前に、初めて北温泉に行った時の探訪記が無駄に冗長すぎたこともあり、私は探訪記を記すのが苦手と自負しています。自身の備忘録のつもりで記すので、ご承知おきください。といっても、濃密な温泉巡りをするわけでもないですし、新規開拓するわけでもないので、今回はサクッと書けるような気がします。

 

onsenlife.hatenablog.jp

 

今から徐々に温泉巡りの準備をしたいと思います。やっぱり以前と比べると、そんなに気持ちが乗って来ていないような気がします。

IgA腎症罹患者が生命保険と住宅ローンについて考察する【前編】

 

IgA腎症は生命保険に入れない

私がIgA腎症の診断を受けた2011年当時は、IgA腎症になれば生命保険に加入できない、住宅ローン(団体信用生命保険)を組めないというのが定説でした。

私は2002年に最低限の保険金額が支払われる終身の生命保険に加入しました。2010年に保険金額を増額しようと見直しを試みましたが、健康診断で落ちてしまいました。血圧検査、尿検査で引っかかってしまったのです。その翌年にIgA腎症の診断が下されるのですが、その症状がもろに出たということです。

特に大きな資産も保有しておらず、年収500万円ほどの会社員である私にとって、生命保険に入れなかったり住宅ローン(団信)を組めなかったりということは大問題です。IgA腎症の症状が出る前であれば問題なかったのに、症状が出てしまった後では手遅れなのです。当時は何ともやるせない思いでした。もちろん今でもやるせない思いであることに変わりはありません。

いつの間にかリリースされていた引受緩和型商品

つい最近、とある情報誌を目に通した際に、「引受緩和型保険」という文字に目が留まりました。保険料率が少し上がりますが、持病や既往症のある方でも加入できる保険商品とのことです。いくつかの保険会社の商品を見てみたのですが、条件さえ満たせばIgA腎症罹患者でも加入可能な商品がほとんどです。こうした商品は、私がIgA腎症の診断を受けた2011年当時にはなかったと記憶しています。

ワイド団信なるものもリリース

住宅ローンの団体信用生命保険においても、引受緩和と同様の「ワイド団信」なるものがいつの間にかリリースされていました。もちろん、通常の団信よりも負担割合は大きくなる商品です。少し調べてみましたら、auじぶん銀行のワイド団信は、IgA腎症の引受実績があるとのことです。

少子高齢化と価値観の多様化が要因か

引受緩和型生命保険やワイド団信といった商品が世に誕生した背景には、少子高齢化や価値観の多様化が大きくかかわっていると思います。

高齢化に伴い病気を抱える人が増え、これまでの基準では審査が通らない人が増えたことが考えられます。また、価値観の多様化により、特に若い人を中心に、わざわざ保険に入る必要があるのか、ローンを抱えてまでマイホームを買う必要があるのかという考え方をする人が増えているのではないでしょうか。すなわち、保険商品が売れなくなってきたので、入りやすい商品ラインアップを増やしているのです。保険会社も必死なのです。

ただ、背景がどうであろうと、こうした商品は、私たちのような持病を抱える人間にとって大変ありがたいことです。

私は引受緩和もワイド団信も申し込まない

さて、つい最近、引受緩和型保険やワイド団信の存在を知った私はどうかと言いますと、特に心は動かされていません。2011年当時も今も、やるせない思いであることに変わりはありませんが、10年経つと価値観も変わり、冷めた言い方をすると、どうでもよくなったのです。このあたりの詳細については、次回の【後編】で説明します。

されども保険に入るならば早いに越したことはない

生命保険や住宅ローンを組むのならば、どちらにしても健康体のうちであること越したことはありません。大きな資産を保有しており、生命保険が不要であったり住宅を一括購入できたりする方以外は、生命保険や住宅ローンに携わる可能性が高いと思います。私のように、通常の生命保険や住宅ローンの審査に落ちたり、引受緩和で下手に負担が大きくなる前に、速やかに決断することも大切かもしれません。

 

次回の【後編】では、IgA腎症を患った身として、生命保険や住宅ローン(団信)を通して芽生えた心境について記します。

温泉と湧き水の違いって?

過去4回にわたって温泉巡りの際の水分補給には湧き水を汲んで飲んでいることを紹介してきましたが、ところで、温泉と湧き水って違いは何なのか?両方とも地中から湧き出ているので兄弟みたいなものなのか?と何とも稚拙な疑問が浮かんできましたので、自身の戒めのため記したいと思います。

温泉は、「温泉法」第2条で定義されている

温泉は、1948年に制定された 「温泉法」 という法律の第2条で下記のように定義されています。

第2条
【定義】


この法律で「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。

別表

 

  一 温度(温泉源から採取されるときの温度とする。)
                       摂氏二十五度以上
  二 物質(左に掲げるもののうち、いづれか一)
     物質名
                   含有量(一キログラム中)
   溶存物質(ガス性のものを除く。)
                 総量一、〇〇〇ミリグラム以上
   遊離炭酸(CO2)
                     二五〇ミリグラム以上
   リチウムイオン(Li)
                       一ミリグラム以上
   ストロンチウムイオン(Sr)
                      一〇ミリグラム以上
   バリウムイオン(Ba)
                       五ミリグラム以上
   フエロ又はフエリイオン(Fe,Fe)
                      一〇ミリグラム以上
   第一マンガンイオン(Mn)
                      一〇ミリグラム以上
   水素イオン(H)
                       一ミリグラム以上
   臭素イオン(Br)
                       五ミリグラム以上
   沃素イオン(I)
                       一ミリグラム以上
   ふつ素イオン(F)
                       二ミリグラム以上
   ヒドロひ酸イオン(HAsO4)
                     一・三ミリグラム以上
   メタ亜ひ酸(HAsO2)
                       一ミリグラム以上
   総硫黄(S)〔HS,+S2O3,,+H2Sに対応するもの〕
                       一ミリグラム以上
   メタほう酸(HBO2)
                       五ミリグラム以上
   メタけい酸(H2SiO3)
                      五〇ミリグラム以上
   重炭酸そうだ(NaHCO3)
                     三四〇ミリグラム以上
   ラドン(Rn)
              二〇(百億分の一キユリー単位)以上
   ラヂウム塩(Raとして)
                   一億分の一ミリグラム以上

 

すなわち、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、上記に当てはまるものが温泉で、当てはまらないものが湧き水ということが言えると思います。