2020年初の温泉巡り:奥飛騨温泉編

2020年6月20・21日と、私は今年初の温泉巡りに出かけました。この模様を、導入編、下呂温泉編、白骨温泉編、奥飛騨温泉編、湧き水番外編に分けて記します。
今回は、奥飛騨温泉編です。

奥飛騨温泉は5つの温泉からなる

奥飛騨温泉は、岐阜県高山市にあり、「平湯温泉」「新平湯温泉」「福地温泉」「栃尾温泉」「新穂高温泉」の5つの温泉地からなる温泉郷です。大変広大な温泉郷であり、入口にあたる平湯温泉から一番奥にある新穂高温泉までは、車で30分ほどかかります。

奥飛騨温泉としては、総湧出量が別府温泉(大分)、由布院温泉(大分)に次いで全国3位となっています。

※出典:「温泉統計ベスト10」(一般財団法人日本温泉協会、2014年)

私が温泉に興味を持ってから訪れた最初の温泉であり、私を温泉の底なし沼に陥れた張本人の温泉なのです。

 

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奥飛騨、白骨、乗鞍はセット処方

私は奥飛騨温泉に行く際は、ほぼ必ず白骨温泉や乗鞍温泉にも立ち寄ります。平湯温泉から安房トンネルを抜けると20分ほどで白骨温泉、40分ほどで乗鞍温泉に行くことができるからです。

奥飛騨温泉には白濁するような硫黄系の温泉がほぼないので、白骨や乗鞍が良いアクセントになるのです。さらには、硫黄泉の中でも白骨はカルシウムや炭酸系、乗鞍は濃厚な硫化水素系であり、奥飛騨、白骨、乗鞍の3温泉で、さまざまな泉質を楽しむことができるのです。

夕方からお決まりの深山荘へ

6月21日は、午前中に白骨温泉に行き、午後から奥飛騨温泉に入りました。奥飛騨温泉は自然が豊かなため、その自然が楽しめる露天風呂に入りたいのですが、この日は大変暑く、日差しが強かったため、日中は車内で休憩することにしました。

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後部座席を倒してエアマットを敷いた車中泊仕様。休憩するときも便利

日差しが弱まりつつあった16:30、いつもお決まりなのですが、この日も相変わらず新穂高温泉にある深山荘に足を運びました。奥飛騨温泉にはたくさんの露天風呂があり、少しずつでも新規開拓しようと思っているのですが、ほぼ無意識にいつも深山荘に立ち寄ってしまいます。心のどこかで深山荘以上の露天風呂はないと決めつけているのだと思います。私にとって深山荘は、「奥飛騨温泉と言えば…」の温泉旅館なのです。

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この傘が深山荘露天風呂のシンボルみたいなところがありますよね

何故、私にとって、奥飛騨温泉と言えば深山荘かというと、ほのかな硫黄の香りが漂い、湯葉のような湯の花が沈む極上の湯。露天の目の前には、青く澄んだ冷やっこ清流がゴーゴーと轟を上げる蒲田川。そして、蒲田川上流を見上げたところには、穂高の槍たち。これらを一度に堪能できるのが深山荘の露天風呂であるからです。

毎年必ず訪れる奥飛騨温泉ですが、次行く時も、またまた深山荘に立ち寄ると思います。

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深山荘露天風呂と蒲田川。

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駐車場と深山荘の間にかかる吊り橋から。この景色は心を清らかにしてくれます