温泉巡りのお供に湧き水③「北温泉旅館の水道水」編

私は温泉巡りの道中、湧き水を汲んで水分補給しています。私がよく汲む湧き水スポットを紹介しますが、第1弾は「黒耀の水(長野県小県郡長和町)」、第2弾は「干俣のしみず(群馬県吾妻郡嬬恋村)」と「長寿水(岐阜県高山市丹生川町)」を紹介しました。

 

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  今回は第3弾として、栃木県にある「北温泉旅館の水道水」を紹介します。

 

宿泊中のお供「北温泉旅館の水道水(栃木県那須郡那須町)」

私は名古屋からマイカーで、片道500km超の運転で北温泉旅館に行きます。道中は大変疲れますが、私の価値観に大変ピッタリと合う温泉旅館なのです。私にとって、温泉旅館の中で北温泉の上をいくところは今のところありません。だからこそ、片道500km超にもかかわらず、思わず足を運んでしまうのです。

過去に、初めて北温泉旅館に宿泊した際の探訪記を記しています。気が遠くなるほどのとんでもない長編なので、そのうちの一つだけを貼っておきます。

 

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 さて、そんな北温泉旅館の水道から出る水は、湧き水なのです。この近辺の水道水がすべて湧き水なのかどうかはわかりませんが、北温泉旅館においては、その周りの環境から察するに、美味な湧き水がこんこんと湧いて出ていても全く不思議ではないと感じてしまいます。

宿泊中は四六時中飲めてお得感満載

北温泉旅館の水道から流れ出る湧水は大変冷たく、入浴後の水分補給には持ってこいです。味自体は、第1弾で紹介した長野県にある黒耀の水には敵わないですが、それでも癖のないのどごしの良い水です。そして、何よりも、北温泉で湧いているということに価値があり、その場でいつでも飲めるということに対して得した気分になるのです。

おススメ飲み水スポットは?

北温泉の湧き水は、旅館内のあらゆる水道蛇口から飲むことができるのですが、私の一番のおススメは、北温泉の内湯の一つである「天狗の湯」に加水用で備え付けられている塩ビパイプから出る湧き水です。

天狗の湯に浸かりながら、塩ビパイプからの湧き水を手ですくい、そのままゴクゴク飲むのです。この瞬間は、湯浴み史上最高の贅沢だと私は評しています。

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湯舟の奥に見える塩ビパイプから湧き水が出る。奥の天狗の下では、湯浴みしながら湧き水を飲む極上の時間を過ごせる

料理も美味しく仕上がる北温泉の水道水

私が北温泉旅館で宿泊するときは、いつも自炊をします。その理由の一つとして、北温泉の美味しい湧き水を使って料理をしたいということがあります。

北温泉の水道水で炊いたご飯、北温泉の水道水で拵えた鍋、北温泉の水道水で淹れたコーヒー。どれも特別で贅沢な仕上がりになります。味に加え、その自然あふれた環境が、素朴な料理でも贅沢なものに仕立て上げてくれるものと思っています。

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北温泉自炊場の水道水でチゲ鍋を作る。北温泉の水道水は、この日のシメにぶち込んだ中華そばの甘みを倍増させた

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別の日に作った豚キムチとチャーハン。北温泉の水道水で炊いた米の美味さは説明不要。品種は長野県産ミルキークイーン




次回は番外編として、鹿児島県の「きらく温泉の地下水」を紹介します。

さらに、似て非なる温泉と湧き水の違いについて考察します。