国民的財産の温泉を潰えさせてはならない

2020年5月23日時点で、私の住む愛知県をはじめ42府県で、緊急事態宣言が解除されました。温泉巡りを再開する時期が大きく近づいたように感じます。

あそこに行きたい、ここにも行きたいと、いろいろと思いを巡らせながら緊急事態宣言中を過ごしてきたわけですが、6月はここに行こう、7月はここに泊まろうなど、温泉巡りの計画も具体的に考える時期になってきました。

 

温泉巡りの前提は、温泉が存在すること

温泉巡りの計画を立てられるのは、温泉が存在することが前提です。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ほぼすべての温泉施設が休館しましたが、これがきっかけで閉鎖してしまうと、私たちも温泉巡りができなくなってしまうのです。こうした事態は絶対に避けなければなりません。

インバウンド頼み以外の温泉も苦境

2月ころには、インバウンドの旅行客が激減し、海外からの旅行客を頼りにしていた温泉宿が苦境に立たされ、倒産するところもありました。ここまでは私にとっては想定内でした。

しかし、緊急事態宣言が発令され、私たち日本人までもが外出自粛を要請され、また、温泉施設も休業となったことは想定外でした。無類の温泉好きがこよなく愛する数多の温泉施設も苦境に立たされることになったのです。ビクビクしながら過ごす日が続きました。

クラウドファンディングは温泉施設にも浸透

ニュースなどの報道で、飲食店を中心にクラウドファンディングを受け付け、この苦境を乗り越えようとする動きが目に付くようになりました。温泉施設にもクラウドファンディングの動きがあり、宿泊料金や入浴料を前払いして支援するというプロジェクトがいくつか立ち上がっています。こうしたプロジェクトによって、温泉施設の経営が救われるのであれば、本当にありがたいことですし、温泉好きの一人として、行動しなくてはという気持ちになりました。

かの有名な「下風呂温泉まるほん旅館」や「栃尾又温泉自在館」などが登録しているプロジェクトもあります。

save-ryokan.net

加賀井温泉一陽館のあおぞら回数券を購入

ちなみに私は、長野県にある加賀井温泉一陽館が発行する「あおぞら回数券」を購入しました。入浴券9枚入りで3千円です。1回あたりの値段は、通常の入浴料よりお得です。

加賀井温泉一陽館は、私にとって、泉質ナンバーワンの温泉です。無くなってほしくない温泉の2強の一角なのです。私一人の微力な行動なんか何の影響力もないことは重々承知していますが、一人の客として、加賀井温泉一陽館はなくてはならない存在なんだという思いを少しでも伝えたいという思いで「あおぞら回数券」を購入した次第です。

私が最後に入った温泉は、2019年10月です。その時に入ったのが、加賀井温泉一陽館です。近いうちに加賀井温泉が再開されることをを心より祈っています。

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加賀井温泉一陽館から届いた「あおぞら回数券」。早く使いたい!

温泉巡りは節度を持った行動で

6月に入ると、たくさんの温泉施設が再開されるでしょう。温泉好きな方々は、温泉渇望のマグマが溜まりに溜まって、今にも噴火しそうな状態だと思われます。私もその一人です。

だからこそ、温泉施設に出向いた際は、これまで以上に節度を持った行動を意識したいと思います。すなわち、周りの人はもしかしたら新型コロナウイルスの保菌者かもしれない、もしくは、自分自身はもしかしたら新型コロナウイルスの保菌者かもしれない、そうしたことも念頭に置いた、「密」を意識的に回避する行動を取りつつ温泉を楽しむということです。

 

さあ、間もなくです。どこの温泉から攻めようか、ワクワクが増してきました。