感染症には本当に気を付けるべき
IgA腎症を患っている私は、腎機能を低下させないために、感染症には大変注意を払っています。以前、主治医から「感染症には気を付けてね」と言われたことがあり、また、感染症による体内の炎症反応が腎臓に悪影響を与えるということを自分の身をもって経験しているからです。
熱発時に尿蛋白と尿潜血がダダ洩れ
熱発した時は、ほとんどのケースで何かしらの菌やウイルスに感染し、体が炎症反応を起こすものと考えられます。すると、腎臓も炎症反応を起こし、腎機能低下につながるはずです。
2020年4月29日に、私のこれまでの腎臓内科における検査結果をアップしています。
熱発時や熱発直後はCRPの数値が上がり、それとともに尿蛋白と尿潜血も異常値を示しています。尿潜血に至っては「3+」になってしまいました。熱発と腎臓関連の数値の相関関係は一目瞭然です。
インフルエンザ流行時の備え
毎年冬になると、インフルエンザが流行します。IgA腎症患者にとっては脅威の感染症です。私はその備えとして、インフルエンザワクチンは必ず接種します。感染予防というよりも、たとえ感染しても症状を軽くしてくれることに期待しているのです。実際、私は2018年の冬に人生で初めてインフルエンザに罹りました。一時は39℃近い熱が出ましたが、ワクチンと治療薬のおかげで、すぐに平熱に戻りました。熱発時は尿蛋白・尿潜血共に大量に漏れ出ていましたが、すぐに平熱に戻ったことで腎機能の低下も最小限に抑えられたと捉えています。
免疫力を高めることを意識した食事
少し余談になります。効果のほどは定かではありませんが、おまじない程度に、免疫力を高めることを意識した食材を日ごろからとっています。毎朝、R-1を食べています。週に3~4回、納豆1パック食べています。
インフルエンザ流行時は、毎朝、黒にんにくをひとかけら食べていましたが、2018年冬にインフルエンザに罹ってからは止めてしまいました。価格も高いですしね。
新型コロナウイルスに思うこと
新型コロナウイルスは本当に厄介です。健常人ですら脅威なのに、IgA腎症患者にとっては心の底から憎き存在でしかありません。
今後、この世から消滅して完全に終息するのか、それともインフルエンザのように半永久的に付き合っていかねばならないウイルスになるのかは分かりかねますが、後者だった場合、やはり一刻も早くワクチンと治療薬が開発されることを望みます。もし新型コロナウイルスに罹っても、炎症反応などの症状を一日でも早く抑えることができるようになることを心から願っています。
また、そもそも新型コロナウイルスに感染しないように、私は政府や自治体の自粛要請を素直に受け入れた行動をとっていますし、今後もそのようにしていきたいと思っています。下手な感染者を出さないために、自身の行動について責任を持った意思決定が大切です。